本とビールと老い支度

1971年生まれの雑記帖

映画「マイ・ブックショップ」

「本屋は孤独な場所じゃない」
ラストの一瞬に向けて積み上げられた映画。ことしのベストになりそう。

 

読みたい本がまた増えてしまった。
華氏451度」「たんぽぽのお酒」ブラッドベリ
「ロリータ」ナボコフ
「ブックショップ」ペネロピ・フィッツジェラルド

「奇想の系譜展」東京都美術館

上野パルコの入口を装飾する奇抜なイラストが気になっていた。旧正月に向けたにぎやかしかと思っていたら展覧会の紹介で、目を引かれたのは曽我蕭白の作品なのだった。

 

作品の強烈さはもとより、その印象をより強める解説が面白かった。

「その表現は独創的で狂気に満ち、時に見る者の神経を逆なでし、混沌の渦へと落とし入れる」
「けばけばしい着色を施したサイケデリックな画面がすさまじい不協和音をつくり出している」

250年前の作品とは思えない。

八朔のマーマレード

先日の伊豆旅行で買ってきた八朔でマーマレードを作った。前に夏ミカンのマーマレードが上手くできたので、同じレシピで作ってみたら、八朔は思いのほか水分が少なく焦げないかひやひやしっぱなしだった。騙し騙し煮詰めたものの、こんどは苦味が気になる。一日以上水にさらしたのに。

もう23時を過ぎてしまった。明日も仕事だし、今日中に瓶に詰めてしまいたい。半ばやけになって砂糖を投入すると、どこに隠れていたのかとろみの強い果汁がどんどん湧き出してきて、ほどなくマーマレードらしい味に仕上がった。

重量の5割弱の砂糖を加えて、甘さ控えめ苦味強めの大人のマーマレードが出来上がった。

池袋

留学時代の友人が遊びに来た。どこに行こうかあれこれ考えたけど、結局彼女の宿泊先の池袋で一日過ごす。

茶店でモーニングセットを頼んであっという間に2時間。家具を見たいというのでいくつか案内して、ブッフェスタイルのランチで3時間。それから家電を見るのに付き合い、南池袋公園まで散歩。ホテルまで送るつもりが西口のキリンシティで話が弾んで、別れた時には21時を回っていた。

何をそんなに話すことがあるのか。彼女は他の人とでは会話が続かないという。私だって誰とでも話が合うわけじゃない。知り合ってもうすぐ20年。

行書

書道を習い始めて3年目。2年かかって楷書のテキストを終え、昨年末から行書に取り組んでいる。楷書とはまるで違う運筆に戸惑うばかりで、何十枚書いても上手くいかない。普段はほとんど口を出さない先生が、見かねて背後から手を添えて指導してくださった。それでも先生の言う緩急が分からない。もどかしくて仕方ない。

と、きょう1時間ほど練習していたら突然筆が滑らかに動くようになった。そこからさらに1時間、上手く書けた2枚を添削していただく。いちばん多く練習した一筆書きの「光」に丸がついた。

鈴本演芸場 正月二之席 夜

連休最終日。松坂屋でいなり寿司を買って列に並ぶ。

トリは柳家喬太郎「品川心中」(の前半)。人物が鮮やかに浮かびあがる。すごい。もっと聞きたかった。

番組表の広告で気になっていた黒船亭でエビグラタンの晩ごはん。いい休日だった。