こんにちは白髪さん、さようならヘナさん

誰にでも髪の悩みはあると思いますが、オータは黒くて多くて硬いことが不満です。ひとつにまとめると竹箒みたいだし、硬い毛先がTシャツを突き抜けて肩や背中に刺さったりします。
学生時代のアルバイト先でいまのオータくらいの年齢のパートさんたちに「だんだん量が減って柔らかくなるわよ~」となぐさめてもらったことがありますが、今のところそんな気配はあまり感じられません。が、当時は考えもしなかった悩みは増えました。そう、白髪です。


オータの場合、35歳頃からぼちぼち出始め、40歳を過ぎて一気にその存在を主張するようになりました。46歳のいま、全体の3割くらい、場所によっては半分ほどが白髪です。母は白髪が少ない方だったので、こんなに早く出てくるとは思いませんでした。

 

美容院で白髪を染めるようになったのは2年ほど前からです。それまではずっと植物染料の「ヘナ」を使っていました。化学染料と違って髪にも肌にも環境にも優しく、手間はかかりますが大きな安心感がありました。自分で染めていたので価格も安く、白髪がこんなに増えなければずっと使い続けていたと思います。

 

しかし!ヘナは確かに白髪を染めてくれますが、その色は赤~オレンジでかなり華やかです。オータは地毛が真っ黒なので、白髪の増加とともにだんだんヘナの色が悪目立ちするようになりました。ヘナで染めた後にインディゴを重ねると落ち着いた色味になりますが、インディゴは定着しにくく、シャンプーするたびに色が落ちてしまいます。ヘナだけでも面倒なのに、さらにインディゴで後染めするのは結構な負担感がありました。40代になってどうにもこうにもヘナではカバーしきれなくなり、不本意ながら「脱ヘナ」の道を模索し始めました。

 
ただ、ヘナをやめるのにはかなり迷いがありました。かつて原因不明の「水疱」に悩まされたことがあり、ケミカル製品をできるだけ避けていたからです。体への負担が少ない非酸化染料やヘアマニキュア、カラートリートメントも検討しましたが、どれも一長一短で、だったらヘナでいいじゃないか、と堂々巡りをして数年が経過しました。

 

そんななかで「脱ヘナ」に踏み切れたのは、信頼できる美容師さんに出会えたことが大きいです。そしてもう一つ、頭の片隅に「いくら肌にいいものを使っていても、肌がきれいに見えなければ意味がない」というどこかで見た誰かの言葉がありました。オータはどちらかというとオーガニック志向ですが、オーガニックの化粧品は扱いがなかなか難しいのですよね。知り合いのマダムに「年をとるとどんどん汚くなるから、意識して身ぎれいにしないとだめよ」と言われたことも思い出しました。そして手元のヘナが残り1回分になった時、思い切ってヘナをやめることにしました。

 

化学染料に移行してからヘナで染めた髪がすっかりなくなるまでに2年近くかかりました。今は毎月美容院で染め、途中で分け目のあたりだけ市販のカラーリング剤を使っています。

 

ヘナを止めて良かったことは、仕上がりがきれいなのはもちろんですが、まめに美容院に行く習慣がついたことです。オータはとにかく髪が多くて、ちょっと油断するとすぐぼさぼさになってしまいます。ヘナを使っている時は2か月くらい放置することもありましたが、いまは月に一度のペースで髪を切ってます。あと、パーマをかけられるようになったのも嬉しいことでした。ヘナを使っていた時は髪にハリがありすぎて、きつくかけても1週間ほどで跡形もなくなっていたので。

 

ヘナを使ってみたけど挫折した、という記事はときどき見かけるのですが、長年愛用したのちケミカルに移行したという記事を見たことがなかったので書いてみました。
化学染毛剤の恐ろしさを訴えるサイトなどを目にすると今でも心は揺れます。でも若いころはほぼ黒髪で過ごしてきたので、しばらくはケミカルでもいいかなと思っています。
 
もっともっと白髪が増えたらごま塩とか銀髪とかにしてみたいな~と美容師さんに話したら、「ごま塩も銀髪も髪を選ぶのよ」と言われました。たいていの人は白髪が黄色ぽいので清潔感に難ありな雰囲気になるそうです。そして黒髪を白くするのは白髪を黒くする何倍も大変なのだとか。でも最近ごま塩頭をシルバーヘアにするカラーワックスが人気だし、今後も新しい技術や商品やブームが出てくるだろうと期待しているオータです。