四十五の手習い

半年ほど前から書道教室に通っています。
転職して時間に余裕ができたのと、年を取っても一人でも続けられる趣味がほしかったからです。もちろん字の上達も大きな目的です。

 

オータは悪筆というほど下手ではないと思うのですが(たぶん)、人に褒められるほど上手でもありません。手紙を書いても自分の字が気に入らずに書き直すので、いつも何枚も便箋を無駄にしてしまいます。会社で電話メモなどを人に渡す時に、もう少し字が上手ければなあと思うこともしょっちゅうです。


そんなオータが筆を持つのは小学校以来。そして、習字(書写)の授業の記憶がまったくありません。覚えているのは、道具入れが赤かったことと、冬休みの宿題の書き初めが下手くそで恥ずかしかったことくらい。授業の後に硯や筆を洗ったり、教室の後ろの壁に作品が貼ってあったり、いちどくらい制服を汚したりしたと思うのですが、一切覚えていません。


そもそも習字の授業なんてなかったんじゃないかとまで疑って調べてみたのですが、小学校の学習指導要領で「第三学年以上の毛筆書写は必修」と規定されていることが分かりました。自分の忘却力に言葉もありません・・・。

とにかくそれくらい書道とは縁遠い人生を送ってきました。


当初は手軽なペン習字を習いたいと思っていたのですが、体験レッスンの申し込みをする時に「毛筆の方が早くうまくなりますよ」と言われ、その勧めに従うことにしました。

教室は会社からも家からも行きやすい場所であることを条件に、インターネットで検索して見つけました。個人運営(◯◯カルチャーセンターとかではない)で、公民館にて月3回4500円。ずぼらなオータにはちょうどいいペースだと思い、体験後そのまま入会しました。

 

道具は何も持っていなかったので先生から一式を購入しました。
筆 1,500円
墨 1,700円
硯 1,000円
下敷 700円
筆巻 500円
文鎮 600円
筆置 400円

新しいことを始める時は何かとお金がかかります。

文鎮や下敷は100円ショップでも手に入りますが、先生が厳選したというだけあって、どれも初心者には使いやすくて見栄えもいいものでした。とくに筆、硯、墨は先生から購入して良かったです。
水入れは葛餅の蜜が入っていた入れ物を再利用し、バッグも家にあったものを流用。ほかに、道具を入れるケースを100円ショップで買いました。
半紙はなくなるたびに教室で1帖(20枚)100円で購入しています。

 

生徒は三分の二くらいが小学生。時間は18時から21時の3時間で、いつ行ってもいつ帰ってもOKというざっくりしたスタイル。オータは元気な時は2時間、そうでない時は1時間から1時間半ほど練習します。添削してもらうのは1回か多くて2回。あとはひたすら墨を磨っては書き、磨っては書きを繰り返します。集中するので終わったらくたくたです。

 

半年ほど続けてみて、硬筆(普段の字)はとくに変化を感じませんが、毛筆は格段に上達しました! 

まず、同じ太さの線が引けるようになり、お手本に似た形のとめ・はね・はらいが書けるようになりました。書ける人にとっては基本中の基本なんだと思いますが、超絶初心者のオータにとってはかなりの進歩で嬉しいです。
まだ筆を扱い慣れていないので、1時間くらい書き続けてようやくまともな線が引けるというレベルですが、力を抜くコツとか、バランスのとり方とか、ちょっとだけ身についてきたかなあと思います。